先日、中学校の同級生から電話がかかってきて、こんな話を聞きました。とても興味深い話でしたので、ブログでシェアしますね。
友人「子どもから、『正しいことや間違えていることって、どんな基準で決まるんだろう?』と聞かれたんだけど、今の子どもって変なこと聞くよなぁ〜」
HIDE「そうだね。で、何と答えたの?」
友人「子どもには、『学校の先生に聞きなさい』と言ったよ」
友人の子どもは小学6年生なのですが、子どもらしい純粋な質問ですよね。
もしあなたなら、どう答えるでしょうか?
もし私なら、きっとこう答えます。
『正しい』『間違っている』という基準が、客観的に明確な場合もあれば、明確ではない場合もあるんだよ。
法律や条例、会社なら社則、学校なら校則で決められていることは、『正しい』『間違っている』という基準が明確だよね。
だからそこに所属したいのであれば、決められた基準は守らないといけない。
例えば、イギリスへ旅行に行きたいのであれば、イギリスに滞在している間は、イギリスの法律を守らなければいけないよね。それと一緒。
じゃあ明確ではない場合というのは、法律や条例、社則、校則などで基準が決められていない場合のことなんだけど、明確ではない場合の代表例が人間関係なんだ。
人間関係には『これを言えば良い!』とか『こうすれば大丈夫!』という基準はないんだよ。
例えば、友だちが元気がなくて、何かに落ち込んでいる様子だとしたら、君ならどうする?
『話を聞いてあげるかな? 』それとも、『そっとしといてあげるかな?』
どちらが正しくて、どちらが間違えているんだろうね?
どちらが正しいか間違えているかは、その時に君がどんな想いで、その行為をしたかどうかで決まるんだよ。
もし君が、友だちのことを気遣ってやったのであれば、『話を聞いてあげる』ことも『そっとしといてあげる』ことも、どちらも正しいことなんだ。
でも逆に友だちのことを、からかう気持ちでやったのであれば、『話をきいてあげる』ことも『そっとしといてあげる』ことも間違えていることになるんだよ。
だからね、人間関係での正しいこと間違えていることの基準は、どんな想いでその行為をしたかなんだ!
ただね、君に相手を思いやる気持ちがあったとしても、相手の状態によっては、それを受け入れられない場合もある。
その場合は、相手が君に冷たい態度を取ることもあるだろうけど、『何だ、あいつは!もう知らない』なんて思ってはいけないよ。
誰にでも、素直に聞けないときがあるものだからね。
わが子に答えるとしたら、このように答えます。
人間関係には、『正しい』とか『間違えている』はありません。それは人によって、物事の捉え方や考え方が違うからですね。
でも自分に自信がない人は、明確な答えがない人間関係の問題に、『どうすることが正解なんだろう?』と答えを探してしまうものなんですね。
すると、もともと答えがないことなので、答えを見つけることができず、負のループに入ってしまうことが多いのです。
そして最悪の場合、うつ病や社会不安障害、子どもであれば不登校になってしまうわけです。
ですから人間関係の場合は、明確な基準を求めずに、自分がどんな気持ちでそれをするのかを考えてやるようにしましょう。
その行為に、相手への思いやりがあれば、多くの場合は良い人間関係を築くことができます。
ただ、あなたの想いが伝わらないことも、残念ながら人間関係にはあります。
いつもなら冷静に聞けるのに、たまたま色々なことが重なってしまい、素直に聞けない時もありますよね。
そういう時は、あなたにもあるわけですから、相手があなたのことを否定しても気にする必要はありません。あなたの行為に、相手への思いやりがあれば、それで大丈夫です。
答えのないことで悩むのは、時間がもったいない。
気にしないことも大切ですよ。
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