不登校を解決する『特性不安』とは?

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稲津秀樹です。

 

本日の『幸せな自由人ブログ』は、不登校の子どもをテーマにお話ししたいと思います。

不登校の子どもの多くは、いろいろな不安を抱えていますよね。

例えば…

 

学校に戻ったらクラスメイトに休んだ理由を聞かれて、「サボり」と言われるのではないか?という不安

学校に戻っても、ひとりで孤立してしまうのではないか?という不安

学校に戻ったとしても、もう勉強についていけないかもしれない!という不安

学校にはもう居場所がないかもしれない!という不安

学校に行かなければ、親は自分を愛してくれないかも知れない!という不安

このまま学校に行けなかったら、どうなるのだろう?という不安

 

他にもいろいろな不安がありますが、このような不安を持っている不登校の子どもは大勢います。

 

そしてスクールカウンセラーをはじめ多くの親は、不登校の原因である『不安』を解消させるために、いろいろな手段を取るわけですね。

でも注意してください。

 

『不安』を解消させた方が良い場合と、『不安』に耐える力をつけた方が良い場合があるのです。

この『不安』に耐える力をつけることを、心理学では『ストレス耐性の向上』と呼びます。

 

つまり本来であれば、『不安』に耐える力をつけた方が良い場合なのに、ただ単に不安を解消してしまうことをすると、子どもは今以上に不安に耐えられなくなる場合があるわけですね。

例えば…

 

私たち大人でも5キロの荷物を持って、1時間歩き続けると疲れますよね。

この場合は荷物の量を減らす必要がありますよね。

 

でも同じように5キロの荷物を持って、5分も歩けないとしたらどうでしょう?

この場合は、荷物の量の問題ではなく体力の問題ですね。

このような場合に、歩けないからといって荷物の量を減らしてしまったら、体力がつくでしょうか?

そうです。逆に体力が衰えてしまいますよね。

 

この例えのように、不登校の子どもの不安という荷物を減らした方が良い場合と、それに耐える力をつけた方が良い場合があるのです。

これを間違えている人が意外と多いのです。

 

これを心理学では、『特性不安』と呼んでいます。

特性不安というのは5段階あり、不安の耐性が低い子どもは4もしくは5の値を示し、不安の耐性が高い子どもは、1か2の値を示します。そして普通が3なのですね。

 

もしあなたの子どもの特性不安が、4もしくは5であれば、ただ単に不安を取り除くのではなく、不安に耐える力を身につける必要があるのです。

 

ですからまずは『特性不安』の数値を調べる必要があります。

調べ方は簡単です。

心理士が行うSTAIという心理検査で、特性不安が簡単に数値化されます。

 

 

もちろんお子さんの年齢によって、STAIができない場合もありますが、その場合は他の心理検査で代用できるので安心してくださいね。

 

では不登校の子どもを持つ親御さんは、今担当している不登校専門の心理士に相談して、STAIという心理検査を受けてみてくださいね。

きっと不登校を解決するヒントになると思います。

 

またお近くに不登校専門の心理士がいない場合は、私に直接LINEで相談してみてください。

紹介できる心理士がいればご紹介させていただきますね。

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【 稲津秀樹のプロフィール 】
幸せな自由人・名誉僧侶(ビハーラ ダルマヤナ寺院)・起業家・講演家。
※プロフィールの詳細は『稲津秀樹 オフィシャルサイト』のプロフィールページをご覧ください。

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