「わが子のことに一喜一憂してしまうんです…。子どもを褒められると、まるで自分が認められたように感じますし、子どもが失敗すると、自分の評価が下がったように感じるんです…」
このような相談を、最近よく受けるようになりました。
このような相談をされる方は、『自分に自信がない人』や『必要以上に他人の目を気にしすぎる人』に多いようです。
ではなぜ、『自分に自信がない人』や『必要以上に他人の目を気にしすぎる人』は、子どもに執着をしてしまうのでしょうか。それは、
ありのままの自分に自身が持てないため、自分の周りのものに価値を求め、その価値を自己の評価基準にするため。
少し難しいかもしれませんので、例をあげてお話をしますね。
男性の方で、高級な腕時計が好きな人がいますよね。
高級な腕時計を好んで身につける人は、人からよく見られたいと思っていることが多いものです。
簡単に言うと、周りの人から『(こんな高級な腕時計が買える人は、仕事ができる人に違いない)』と思われたいから、高級な腕時計を身につけるわけです。
女性の方でいうと、カバンや洋服、アクセサリーなどが、それに当たりますね。
分かりやすく言えば、ありのままの自分に自信がないから、身につけるもので自分の評価を補っているのですね。
ただ私は、このこと自体が悪いとは考えてはいませんが、あまりに度が過ぎると、幸せ感は薄らいでいきますので、注意が必要と思っています。
自分に自信がないから、他のもので補おうとすると、キリがなくなるものなのです。
「もっともっと」と上を目指さなくては落ち着かなくなるのです。
ですから自分に自信がないから、身につけるもので補うことは、本当はあまり好ましいことではないのです。
では話を戻しますが、子どもに執着してしまう理由も、実は同じなのです。
分かりやすくいえば、子どもが腕時計やカバンのような位置付けになっているわけです。
もちろん子どものことを、腕時計やカバンのように扱う親はいませんが、無意識の中で子どもが自分の評価基準になっているわけなのですね。
だからこそ子どもが褒められると、まるで自分が認められたように感じますし、子どもが失敗すると、自分の評価が下がったように感じるわけです。
でも子どもは、物ではなく意思がある人なのです。
確かに子どもが褒められれば、親のあなたは嬉しく思うでしょう。
でもそれは純粋に子どもの成長を喜ぶものであって、親自信の評価に結びつけてしまうのは、あまり良いことではないのです。
ですから子どもに執着をしてしまう人は、子どもの成功や失敗は、自分の評価には関係がないことを理解しましょう。
子どもが頑張って褒められたのであれば、それはお子さんのお手柄です。
子どもが失敗して叱られたのであれば、それはお子さんの失敗です。
子どもの失敗を自分のことにように感じて、一緒に落ち込むのではなく、失敗をしたときの対処方法を教えてあげるだけで良いのです。
もしあなたのお子さんが不登校だとしても、それは意味があって不登校になっているのです。不登校のお子さんも、親のあなたを苦しめたいから不登校になっているわけではありませんし、お子さんが不登校になった責任は、親のあなたにあるわけでもありません。
確かに学校に行かない子どもを心配する気持ちは分かります。
でも一緒に落ち込まないでください。
『あまり経験ができない希少な体験をしている』と思って、お子さんの将来を信頼してあげることが、とても大切なのです。
最後は不登校の話になってしまいましたが、最近、テレビ電話の個人面談で、不登校の相談が増えてきていますので、最後は少しだけ不登校のことに触れました。
では最後に、このブログ記事を書くことになった相談のインターネット対談音声がありますので、よろしければ聞いてみてください。
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