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道を歩いていたら、道を塞ぐほどの人だかりができていた。
前の人を押しのけて、人々が何を見ているのかと覗いてみると…
今まで一本道だったのが二手に分かれていて、その分かれ道の前に、人間の骨らしきものが横たわっていた。
いま私が歩いてきた道には危険なものはなかったから、きっと二手の道のどちらかから逃げてきた人が、ここで息たえてしまったのだ。
と、そんな会話をボソボソとしている人もいる。
どちらの道が危険なのだろう?
どちらの道を選択するのが正しいのだろう?
私に正しい道を選択できるだろうか?
私には選択する勇気がない…
そんなことを考えて立ち往生していたら、ある老人が皆の横を通り抜けて、先に進もうとしている。
皆は老人に
「危険だからとしばらく様子を見よう」
と言うが、老人は皆の言うことを聞かず、どんどん進んでいく。
私は老人に尋ねた。
「あなたはどちらが正しい道か知っているのですか?」
老人は首を横にふる。
私がなんて勇気のある人なんだ…と思っていると、老人が口を開いた。
「君は私のことを勇気があると思っているみたいだが、私から言わせれば君たちの方が勇気があるようにみえるのだよ。
なぜならあの骨を見たかい? あの骨は分かれ道のどちらかから逃げてきた人の骨ではない。
あれはどちらの道にしようか迷っているうちに、寿命が尽きてしまった人の骨なんだよ。
君もどちらの道が正しいのか迷っているようだね。今のままだと君もあの骨のようになる。
私はそんな君たちを勇気ある人だと思う。なぜならあえて骨になる運命を選んでいるからだよ。
私はここで迷いながら骨になる勇気がない。だから進むんだ。
それにね、正しい道というものはない。君が選んだ道が君にとって正しい道になるんだ。自分で選んだ道をどのように歩くのかによって、その道が君の正しい道になる。覚えておきなさい」
そう言い残して、老人は右の道へと進んで行ってしまった。
老人の後ろ姿が見えなくなってから、私は足元に横たわっている骨を見た。
そして私は左の道へと一歩を踏み出した。
【自分に成る物語:2020年1月21日】
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