稲津秀樹です。
仏教には八正道というものがあります。
八正道には…
正見(しょうけん)
正思(しょうし)※正思惟(しょうしゆい)と表記する場合もあるが同じ意味
正語(しょうご)
正業(しょうぎょう)
正命(しょうみょう)
正精進(しょうしょうじん)
正念(しょうねん)
正定(しょうじょう)
の8つの教えがありますが、本日は八正道の中でも正語(しょうご)についてお伝えします。
正語というのは、他者を傷つけない言葉であり、自分も傷つけない言葉のことです。
この両方を守ることが、正語となるのです。
では正語を実践するには、どうしたら良いのでしょう。
それには…
悪口(あっく)
両舌(りょうぜつ)
妄語(もうご)
綺語(きご)
の4つに気をつければ良いのです。
悪口(あっく)とは、文字通り悪口(わるぐち)のことですね。
悪口が良くないことというのは多くの人は理解していますが、あまり守れている人はいません。
悪口は言われた本人を傷つけることはもちろん、じつは言っている本人の人格にも影響を及ぼします。
ですから悪口の内容が本当のことであったとしても、あまり言うべきではないのですね。
両舌(りょうぜつ)とは、いわゆる二枚舌のことです。
相手によって伝えることが違う人っていますよね。
Aさんには「Bさんは◯◯と言っていた」と伝え、Bさんには「Aさんは◯◯と言っていた」と反対のことを伝える。これが両舌なのです。
ですから八方美人は、両舌なのですね。
妄語(もうご)とは、嘘のことです。
嘘が良くないことというのは、ほとんどの人は理解していますが、つい自分を守るために嘘をついてしまうという人が多いと思います。
ただし冗談や相手のことを思った嘘は妄語とは言いません。
綺語(きご)とは、他者を自分のために利用し、コントロールする言葉のことです。
本心で他者を褒めている場合は良いのですが、他者を褒めることで、他者を自分のために利用し、コントロールする気持ちがある場合のことを、綺語というわけですね。
この4つを使わないことが、正語となるのです。
言葉には波動があります。
波動は、水の波紋のように周りに伝わっていきます。
そして波紋は、自分に必ず返ってくるものなのです。
ですから良い人間関係を築きたい人は、正語に使うようにしましょうね。
【 稲津秀樹のプロフィール 】
幸せな自由人・名誉僧侶(ビハーラ ダルマヤナ寺院)・起業家・作家・講演家。
※プロフィールの詳細は『稲津秀樹 オフィシャルサイト』のプロフィールページをご覧ください。
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