稲津秀樹です。
昨日、このような相談のメールが届きました。
『幸せ』と『不幸せ』の境界線はあるのでしょうか?
私自身は、『何か』や『誰か』と比べることで、自分は幸せだと思えると考えています。
本当はもっと長い文章が届いたのですが、要約するとこんな内容の文章でした。
あなたはどう思いますか?
『幸せ』と『不幸せ』の境界線はあるのでしょうか?
実は『幸せ』と『不幸せ』には、境界線がありません。
こうなったら『幸せ』で、それ以外は『不幸せ』ということはないのです。
なぜなら幸せというのは、客観的な要素で決まるものではなく、主観的な要素で決まるのです。
例えば、食パンを食べるたびに、あなたは幸せを感じるでしょうか?
おそらくその時の状態によって変わるはずです。
わかりやすく例を出しましょう。
もしあなたが毎日、朝食でジャムやバターを塗った食パンを食べていたとします。
それが日常のあなたが、朝起きてジャムやバターが切れていたとしたら、どう感じるでしょう?
感じ方は人それぞれですので断言はできませんが、人によっては『不幸せ』を感じるかもしれませんね。
反対に、お金がなくて食パンにジャムやバターを塗れない人がいたとします。
その人にジャムやバターを塗った食パンをあげたら、その人はどう感じるでしょう?
きっと『幸せ』と感じるのではないでしょうか。
このように、何かがあるから幸せというのではなく、自分自身の状態によって『幸せ』か『不幸せ』が決まるのです。
もちろん同一人物でも、その日の気分によっては普段は幸せに感じることが、今日は不幸せに感じる場合もあるかもしれません。
幸せというのは、感じるもので実際は実体がないものです。
そして感じるという行為は、あなたが持っている『観念』や、その時のあなたの状態によって変わるものなのです。
ですから自分に必要のない『観念』を手放すことが大切なのですね。
もう少し詳しく知りたいという方は、音声にて詳しく説明していますので、ぜひ聴いてみてくださいね。
収録時間は15分16秒ですので、すぐに聴けますよ!