不安と恐怖の根本原因を見つける!心理検査の種類



あなたは、こんな風に考えたことはありませんか?

『不安や恐怖で苦しむ人と、同じ環境でも不安や恐怖に苦しまない人。何が違うのだろう…?』


これは約29年前、心理士になったばかりの頃に私が思ったことです。
当時は年齢も若く、カウンセリングの経験も少なかったために、分からなかったのですね。

しかし今では、11,736人(2023年現在)のカウンセリングを実施して、海外の国際大学 Universitas Mahendradatta で認定国際講師(認知心理学)として教えてきた経験から、ハッキリと言えることがあります。

それは…

抑えきれない不安や恐怖を感じる人(不安症や恐怖症の診断を受けている人等)には、ある『明確な特徴』があるのです!


その『明確な特徴』を知らなければ、不安や恐怖を克服して ”穏やかな生活を取り戻す” ことは不可能なのです。

そして逆に言えば、その『明確な特徴』が知ることで、あなたの不安や恐怖を消して ”もう一度、穏やかな生活を取り戻す” ことができるのです。


そこで当カウンセリングオフィスでは、一般的なカウンセリングオフィスでは導入することがほとんどない、実際に医療機関で用いられている『心理検査』を導入しています。

この心理検査により、あなたの不安と恐怖の根本原因や、先ほどお伝えしました『明確な特徴』を数値化(グラフ化)することができるのです。


ではここで一部ではありますが、当カウンセリングオフィスで導入している心理検査をご紹介いたします。

【検査名】
社交不安障害検査(社交不安症検査)※対人恐怖症も含む
【適用年齢】
15歳以上
【測定範囲】
・日常生活上の種々な状況における恐怖度の測定
・日常生活上の種々な状況における回避度の測定
・不安の身体症状の測定
・日常生活支障度の測定
【説明】
社交不安障害(SAD)の重症度を5段階で測定することができる

【検査名】
LOI レイトン強迫性検査
【適用年齢】
18歳以上
【測定範囲】
・強迫症状の測定
・強迫性格傾向の測定
・洗浄強迫の測定
・反復強迫の測定
・確認強迫の測定
・整頓強迫の測定
※摂食障害、統合失調症、うつ病、器質性精神障害等の病態に伴う強迫症状の測定も可能
【説明】
強迫症状・強迫性格傾向・抵抗意識・障害意識の4尺度を測定することができる

【検査名】
新版STAI 状態・特性不安検査
【適用年齢】
18歳以上
【測定範囲】
・状態不安の測定(不安を喚起する事象に対する一過性の状況反応の測定)
・特性不安の測定(不安体験に対する比較的安定した反応傾向の測定)
【説明】
不安の種類を測定することができる

【検査名】
新版TEG3 東大式エゴグラム
【適用年齢】
16歳以上
【測定範囲】
・5つの自我を測定
・インナーチャイルド傾向を測定
・アダルトチルドレン傾向を測定
【説明】
自分の性格特性や行動パターンを測定することで、自己理解を深めることができる

【検査名】
MMPI ミネソタ多面的人格目録性格検査
【適用年齢】
15歳以上
【測定範囲】
・心気症の測定(自分の健康状態について過度に気にして悩む傾向)
・抑うつの測定(気分的抑うつ、施行や行動面での抑止傾向)
・ヒステリーの測定(とくに身体への転換症状を起こしやすい傾向)
・精神病質的偏奇の測定(精神病質人格のうち、反社会行為を起こしやすい傾向)
・男子生と女子生の測定(興味の型の男女傾向)
・パラノイアの測定(疑心など妄想をもちやすい傾向)
・精神衰弱の程度の測定(強迫神経症の傾向)
・統合失調症の測定(奇妙な行動、幻覚妄想、異常な思考の傾向)
・軽躁性の測定
・社会的内向性の測定
【説明】
多面的に人格を測定することにより、不安症や恐怖症の理解に役立てることができる


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